ただの虫好きの日記

主に山口県東部でコウチュウやザトウムシ、アリやコナジラミなどを採集して遊んでいます。連絡先⇒kawaanago0305@yahoo.co.jp

豊田ホタルの里ミュージアム研究報告書 第11号(誤植の訂正)

豊田ホタルの里ミュージアム様の研究報告書に以下の2本の報告を掲載いただきました。

http://www.hotaru-museum.jp/printed%20by%20thm.html#a11

 

辻  雄介 (2019) 山口県のゴキブリ目Blattodea (I) . 豊田ホタルの里ミュージアム研究報告書. 11: 137-146.

山口県におけるゴキブリ目の文献記録をまとめ、私の手元にある標本データを記録しました。

県内のゴキブリ目を12種としました。しかし、ツチゴキブリについては再検討が必要と思われます(標本の所在が不明でしたので、本報では文献記録をそのまま掲載しました )。

(追記:2019年に発行された山口のむし No.18でツチゴキブリの記録が出ました。良かったです。)

おおよその文献は拾えたのでは…と思っておりますが、その他の文献をご存知でしたらご教示をお願いしたいです。

<誤植訂正>

p.146の上から3番目、田中ほか(2017)の文献の号数とページ数が誤りでした。「76: 29-44」ではなく「77: 81-98」が正しいです。

 

 

辻  雄介 (2019) 山口県に分布するコナジラミ上科・アブラムシ上科・カイガラムシ上科の目録 . 豊田ホタルの里ミュージアム研究報告書. 11: 151-192.

山口県から記録のある3上科の文献記録を整理しました。近年に発行された県昆虫目録では、それぞれ1~数文献のみの引用に留まっていましたが、本報では120本程の文献を拾うことができました。

本報では筆者が把握できたコナジラミムシ上科の既知種を20種,アブラムシ上科を214種(※)、カイガラムシ上科を28種としました。

※「Takahashi, R. (1958). Thoracaphis and some related new genera of Japan (Aphididae, Homoptera). Insecta matsumurana, 22(1-2): 7-14.」の以下の2種をを見逃しておりました。

・イタビカズラアミメムネアブラムシ Reticulaphis foveolatae (Takahashi, 1935)(原文ではReticulaphis fici foveolatae Takahashiとして記録)…下関市

・ナラムネアブラムシParathoracaphis setigera (Takahashi, 1932)…下関市

これらを加えると216種になります。誠に申し訳ありません。

 

まだまだ拾えてない文献が多く存在すると思いますので、もし、ご存知の方がおられましたら、お知らせ頂けますと幸いです。

同定疑義種や文献の誤りなどについては除外や変更を方法に一覧し、シノニムについても出来る限り精査し、ド素人ではありますが正確なリストの作成を目指したつもりです。

なお、素人である筆者がこのような目録を投稿できたのは、原稿のチェックおよび貴重な助言をいただいた専門家の方々のお陰です。厚くお礼を申し上げます。

<誤植訂正>

p.152 表2. 上から11番目

 Yasaka Yamaguchi Pref.の地名の解釈を山口県岩国市美和町百合谷弥栄としてますが、山口市徳地八坂が正しいです。

p.160 上から6番目と7番目の文献

 どちらも「(2019)」になっていますが、6番目は(2019a)、7番目は(2019b)が正しいです。

p.170 12.ヤナギコナジラミの文献

 「辻(2019)」ではなく「辻(2019b)」が正しいです。

p.176 71.ヨモギハアブラムシの6番目の地名

 「岩国市美和町弥栄」ではなく「山口市徳地八坂」が正しいです。

p.186 194.セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシの4番目の文献 

「辻(201◯)」ではなく「辻(2019a)」が正しいです。

 

プリントアウトして何度も読み返したはずなのですが、誤植をいくつも見逃してしまっており、大変申し訳ありません。

 

 

一昨年から昨年に掛け、虫採りを自粛して休日は往復150km程の大学図書館や県立図書館へ何度も通い文献をひたすら複写。昼休みなどの空いた時間にはJ-stageやデジコレで、オープンアクセスになってる学会誌などをひたすら漁る。自宅では相方とひたすら記録を入力する。という生活でした(これまで何もやってなかった報い…。と言っても、しんどさは感じておらず楽しみながら進められました)。

怠けものの自分にしては割りと気合いを入れてみたつもりで、本報に費やした労力や費用は今までの報告で最大でした。手伝わせた相方には迷惑を掛けてしまいました。

網羅はできておらず十分ではなかったかもですが、成果を公表でき、とても嬉しく思います。

3上科だけではなく自分の興味のある分野は一応すべて抜き出しているので、これらは今後の自分の記録報告で少しずつ活用していきたいです。

まだまだ文献調査は継続していく予定ですが、虫の楽しみは採集記録だけではないため、今年は色々やりたいことをやってみようと思っています。

 

 

本報の執筆では、何度も校正でお手数をお掛けし、文献調査にもご協力をいただきましたKさんに深く感謝を申し上げます。