ただの虫好きの日記

主に山口県東部でコウチュウやザトウムシ、アリやコナジラミなどを採集して遊んでいます。連絡先⇒kawaanago0305@yahoo.co.jp

KISHIDAIA 144号

東京蜘蛛談話会のKISHIDAIAへ以下の2本の報告を掲載いただきました。

 

辻 雄介・岩田泰幸(2019)埼玉県におけるアズマオオヒラタザトウの記録.Kishidaia,114:33-35.

埼玉県2例目と思われるアズマオオヒラタザトウムシを報告いたしました。

 

 

現在、本土部に生息するオオヒラタザトウムシLeiobunum japanese (Müller 1914)は下記の2亜種に分けられているようです。

・アズマオオヒラタザトウムシLeiobunum japanense japanese (Müller 1914)(基亜種で、主に東日本に分布)

・オオヒラタザトウムシLeiobunum japanense japonicum (Suzuki 1940)(主に西日本に分布)

種としてはオオヒラタザトウムシという和名が使われているのですが、この和名は基亜種ではなく西日本に分布する別亜種に使用されています。

 

本報では、下記の通りに記述しました。

・アズマオオヒラタザトウムシ(東日本亜種)Leiobunum japanense japanese (Müller 1914)

・オオヒラタザトウムシ(西日本亜種)Leiobunum japanense japonicum (Suzuki 1940)

 

 

辻 雄介・中村 涼(2019)千葉県におけるザトウムシ目(クモ綱)2 種の記録.Kishidaia,114:31-32.

千葉県からアズマオオヒラタザトウムシとゴホントゲザトウムシを初記録しました。

なお、後者は鶴崎(2015)の分布図上では2地点にプロットされており、生息は知られていました。

また、本報では本種の分布を本州(伊豆半島以西)としておりますが、少なくとも栃木県や神奈川県,東京都などからも採集されているようです。ですが、栃木県や神奈川県、東京都からの正式な報告を筆者の力では見つけることができなかったため、本報では鶴崎・鈴木(2015)に掲載されている分布を採用いたしました。

図2. でザザトウムシになってしまっています。私の確認ミスです。申し訳ありません。

 

 

校閲いただいたK様に深く感謝を申し上げます。