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ただの虫好きの日記

山口県東部で甲虫・ザトウムシ・アリ・水生昆虫などを採って遊んでいます。ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致します。連絡先⇒kawaanago0305@yahoo.co.jp

Yオサムシの少し古い標本から指状片を取り出す。

ムシ採りに行けてないし、新しい標本も作ってないのでネタがありません。オサ堀りに行きたいなぁと考えつつ、がっつりサボっております。

有益な情報を発信してる訳でもない自己満足のブログなんて誰も見てないでしょうが、少し昔の標本をいじらせてもらう機会があったので、その時にとった指状片(交尾片)の写真をアップさせてもらいます。


オサムシの種・亜種の同定のためには、雄の交尾器を取りだし、内袋を膨らませて指状片を確認をすることが必要な場合があります。

今回見させて貰った標本は25年以上前のものでした。自分が生まれる前のものです。交尾器は、本体から少し引っ張り出された状態でした。

まだ少ししか交尾器を弄った経験がなく、1度乾燥させた標本から…というのは全くの未経験でした。自分じゃどうすればいいのかわからないので、

いつもお世話になっている、オサムシ屋の大先輩であるM様にお聞きしました。作られて10年ほどの標本で、さらに交尾器が引っ張り出されず中に仕舞われたままなら、一般的な手順通り内袋を膨らませることが出来たそうです。ですが今回のケースは、さらに標本がふるく、交尾器は外に出されているので、内袋を膨らませるのは諦めて、直接内袋からピンセットで指状片を取り出したほうが良いだろうとご教示頂きました。

手順としては、①標本を水の中に24時間沈める。②標本を水からあげて、交尾器を取り外す。③顕微鏡で交尾器の先のほうにある内袋をピンセットで摘まみ出す。④内袋の中にある指状片をピンセットやハサミなどで内袋から切り離す。だけでしたので、特にテクニックなどは入りませんでした。かなりの不器用なので、指状片以外の部分は粉々になりましたが…。


内袋をピンセットで引っ張りだした時の写真です。真ん中の黒っぽいのが包まれてる指状片です。

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 指状片の回りのものを切除しました。

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 少し拡大しました。

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これを2年前に出た素晴らしい大図鑑と照らし合わせて、どの亜種かを判別しました。


貴重な標本でさらに初めてやったたので緊張しましたが、良い経験になりましたし自信もつきました。標本をみる機会を作ってくれたS様には感謝しております。

胸を張ってオサムシ屋を名乗れるように、もっと精進していきますので、今後ともご指導よろしくお願いいたしますm(._.)m