ただの虫好きの日記

山口県東部で甲虫・ザトウムシ・アリ・水生昆虫などを採って遊んでいます。ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致します。連絡先⇒kawaanago0305@yahoo.co.jp

ガムシ類とそれについてたダニ

前の記事と前の前の記事の奴らと同じ場所で採れたガムシの仲間。いっぱい居ました。

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腹部を見るとダニが2頭!

ミズダニとかいうやつの類でしょうか。

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ダニもガムシも名前はわかりません!

カタビロアメンボ…

 難関のカタビロアメンボにやっと手を出し始めましたが、速攻で躓いています。

♂交尾器の摘出の難しさが、今までやってきた虫たちの比じゃないです。コオナガミズスマシまでのサイズは、なんとか肉眼でやれてた気がするのですが、今回は顕微鏡を使っても上手く行きません…。

 

ケシカタビロアメンボの仲間っぽい個体(同定済の個体が居ないので不明です)。

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の交尾器。

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お腹押したら出てきました(白い丸の部分のやつ?)が、それを取り外そうとしても、解剖用の精密ピンセットでも摘まめない…。というか動くのでピントがブレブレで気持ちが悪い…。

 

どうにか取り出したいのですが、この大きさの種の交尾器を肉眼でというのは、自分には無理だ…。

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数やってなれるしかないですね…!

頑張ります。

ヒメイトアメンボ

ようやくヒメイトアメンボをゲットしました。

昨日、自宅近くのため池にて採集しました。本種の好む開放的な環境でした。岸の近くをトコトコと歩いていました。水生植物はガマしか生えていないような環境で、あまり期待はしていませんでしたが、とりあえず入ってみてよかったです。

力不足で見逃してしまっている地点も多いと思うし、生息地はうじゃうじゃあると思いますので、しばらくは捜索を続けてみます。

 

上の写真がが今回採集したヒメイトアメンボ♂の腹部第7節の突起(1個ではなく1対あります)で、下が以前採集したオキナワイトアメンボのものです。ヒメイトではオキナワよりも後方にあります。

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なんとか今年中にはどうにか見つけたいと思っていたのですが、新居の近くで簡単に見つれました。普通種なので自慢にはなりませんが、半年探してやっと出会えた嬉しさは半端ないです。祝杯のコーラを買わなくては。

 

ガガブタネクイハムシ

ちかくの行きつけのため池に行ってました。
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ジュンサイハムシが大半でしたが、1割ぐらいネクイハムシが混じっていました。

5分ほど採集し、2個体を持ち帰りました。
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裏側ですが、腹部には1対のコブがあります。
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次に、触角をみると第2節と3節がほぼ同じ長さでした。
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これらの形態的な特徴からガガブタネクイハムシと判断しました。
自己2種目のネクイハムシです。

ネクイは本当に綺麗ですね…。

オキナワイトアメンボの♂と♀

今日は昼からの用事の前に、ヒメイトアメンボを探しに行ってきましたが1時間やって空振り。
田んぼを探せばあっちゅうまなのだと思いますが、田んぼは距離的な意味以外で行き辛いため、採集はあまりしないことにしてます。

悔しいので唯一持ってるイトアメンボ科であるオキナワを眺めてました。
左が♀で右が♂だと思います。♀は、♂に比べてお腹がふっくらとしています。また、♂は腹部後方にトゲがあるので簡単に区別できます。
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とげの位置がもうちょっと後ろなのがヒメイトアメンボです。

夜から飲み会ですが、用事が終わって飲み会まで1時間あるので、ヒメイトのリベンジいてきます。

オキナワイトアメンボの腹部の突起

オキナワイトアメンボは沖縄のみでなく、関東以南の本州や九州などに分布しているアトアメンボ科の細長いアメンボです。

分布域の被る同属のヒメイトアメンボに似ていますが、同定は比較的容易です。

ちなみに、2種とも本州西部や九州では普通に見られるイトアメンボのようです。

 

両者の判別は触角などで可能なようですが、雄の腹部(イトアメンボの雌雄判別は、腹部の大きさで判断するようです。雄ではスマートですが、雌はふっくらしています。)の後ろの方にある突起の位置でも判別が出来る見たいです。

下は採集したオキナワイトアメンボの腹部のお尻に近い側の写真です。ちょこんと出ている突起はヒメイトアメンボではさらに後方にあります。(突起が、腹部第7節の前の方にあればオキナワ、真ん中にあればヒメイトです。)

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生意気に説明しましたが、まだヒメイトを採集したことがないので早く見つけないと…!

オキナワイトは、少し暗めの池の縁を歩いている個体を採集しました。ヒメイトは開放的な環境で見られるようです。

 

 

 

アキオサムシの交尾片

隣の市に埋めてたトラップに、普通サイズのアキオサの中に1頭だけ少し大きいアキオサが入っていました。

見た目はアキオサですが万が一…と思って交尾器を抜いて交尾片を確認しましたが、やっぱりただのアキオサでした。がーん。
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春繁殖型のアキオサはこの時期、羽化したてのテネラルが多いです。
テネラルは、体もふにゃふにゃで、交尾器もふにゃふにゃです。
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例のオサムシを調べるため、トラップを設置しに山陰に行きたい。と思いつつ、中々行けません…。

オオキベリアオゴミムシの幼虫

オオキベリアオゴミムシの幼虫は特異で興味深い生活をしています。
・幼虫期の主食はカエル。
・喉?あたりにぶら下がるように噛みつき、寄生する。
・すぐには寄主を殺さず、じわじわと時間を掛けて衰弱させていく。
・宿主が衰弱死すると、別のカエルにまた乗り換える。

宿主が衰弱死するまでは餌を探す労力や危険も無いし、幼虫はイモムシ型で移動性に乏しいですが、カエルに付けば色々な場所に分散できたりもします。カエルを存分に利用してますね。

オオキベリ自体は湿地に普通な種で、成虫を採集したことはありますが、幼虫には出会えていませんでした。

この話をS野さんにさせて頂いたところ、オオキベリの寄生したカエルが多産するお宅があるよとの情報を頂きました。
そして先日、同市の植物屋さんに案内をしてもらい、ついにオオキベリの幼虫を見る事が出来ました。

オオキベリの幼虫とカエルの死体。
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もらってきた2日目に、寄生されていたカエルが死亡し、その翌日には骨と皮だけになってました。

家の玄関に居たカエルを投入すると、早速、食らいつきました。
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少し大きめのアマガエルだったので、幼虫が逆にカエルに喰われないか心配でしたが、普通に寄生してました。

ヤスマツアメンボ

コセアカメンボに似ていますが、一回りヤスマツの方が小さいです。尻付近の突起がほとんど出ないことや雄の腹部の下の方に特徴的な模様があることで容易に区別できます。

 

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雄の腹部ですが、ヤスマツでは黒い太めなV模様があるようです。

 

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左がコセアカで右がヤスマツです。

コセアカでは尻付近の突起が少しありますが、ヤスマツではないです。ヤスマツの大きさは、ヒメアメンボと近いです。

 

 

日本のアメンボ上科メモ リスト

文献は持っていないので、ググって調べたネット上の記事、オープンアクセスの論文等から簡単に日本のアメンボと既知の分布域をリストしてみました。まだ途中ですが、自分が確認できた日本にいるアメンボは52種でした。間違いなどあるかと思いますので、ご指摘よろしくお願い致します。

 

アメンボ亜科(17種+1亜種+外来種1種)

トゲアシアメンボ Tenagogonus femorata 与那国諸島。
セスジアメンボ Limnogonus fossarum fossarum 奄美大島以南。
ツヤセスジアメンボ Limnogonus nitidus 大東諸島八重山諸島
ホソミセスジアメンボ Limnogonus hungerfordi 先島諸島
ヒメセスジアメンボ Neogerris parvulus 奄美諸島沖縄諸島大東諸島

オガサワラアメンボ Neogerris boninensis 小笠原諸島。国指定天然記念物で採集は不可。
セアカアメンボ Limnoporus genitalis 北海道。

エサキアメンボ Limnoporus esakii 北海道~九州。少ない。

オオアメンボ Aquarius elongstus 本州~九州。日本最大のアメンボ。
アメンボ Aquarius paludum paludum 日本各地。普通。
アマミアメンボ Aquarius paludum amamiensis 南西諸島。普通。アメンボの亜種。
ヤスマツアメンボ Gerris insularis 北海道~九州。
コセアカアメンボ Gerris gracilicornis 北海道~南西諸島。普通。ヤスマツより大きい。
エゾコセアカアメンボ Gerris yezoensis 北海道~関東以北。
ヒメアメンボ Gerris latiabdominis 北海道~トカラ列島。普通。

キタヒメアメンボ Gerris lacustris 北海道・東北。
ババアメンボ Gerris babai 北海道~本州。ヒメアメンボに似る。少ない。
ハネナシアメンボ Gerris nepalensis 北海道~九州。


トガリアメンボ Rhagadotarsus kraepelini ニューギニア原産の外来種。福岡・広島・岡山・香川・愛知・千葉・茨城などから報告がある。休息に分布拡大中。

 

ウミアメンボ亜科(8種)

シマアメンボ Metrocoris histrio 北海道~奄美。普通。流水性。
タイワンシマアメンボ Metrocoris esakii 南西諸島。
シオアメンボ Asclepios shiranui shiranui 
ウミアメンボ Halobates japonicus
シロウミアメンボ Halobates matsumurai
ツヤウミアメンボ Halobates micans
コガタウミアメンボ Halobates sericeus
センタウミアメンボ Halobates germanus

 

イトアメンボ上科

イトアメンボ亜科(5種)

イトアメンボHydrometra albolineata 日本各地。少ないが以前は普通。

ヒメイトアメンボHydrometra procera 北海道~九州。普通。

オキナワイトアメンボHydrometra okinawana 関東以南。和名にオキナワとついているが本州などにもいる。ヒメイトアメンボに似る。

コブイトアメンボHydrometra annamana  南西諸島。

キタイトアメンボHydrometra gracilenta 青森県。2016年に和名提唱。

 

カタビロアメンボ科 

アシブトカタビロアメンボ亜科

アシブトカタアメンボRhagovelia esakii  宮古島石垣島西表島

 

ケシウミアメンボ亜科 

ケシウミアメンボHalovelia septentrionalis 本州~南西諸島。


ケシカタビロアメンボ亜科(17種)
オヨギカタビロアメンボ Xiphovelia japonica
オガサワラオヨギカタビロアメンボ Xiphovelia boninensis 
アマミオヨギカタビロアメンボ Xiphovelia curvifemur
ナガレカタビロアメンボ Pseudovelia tibialis

エサキナガレカタビロアメンボ Pseudovelia esakii 
ツツイナガレカタビロアメンボ Pseudovelia tsutsuii 
タカラナガレカタビロアメンボ Pseudovelia takarai 
ヒラシマナガレカタビロアメンボ Pseudovelia hirashimai 
マダラケシカタビロアメンボ Microvelia reticulata 
ウスイロケシカタビロアメンボ Microvelia diluta 
ケシカタビロアメンボ Microvelia douglasi 
ホルバートケシカタビロアメンボ Microvelia horvathi 
チャイロケシカタビロアメンボ Microvelia japonica 
カスリケシカタビロアメンボ Microvelia kyushuensis 
モリモトケシカタビロアメンボ Microvelia morimotoi 
ウエノケシカタビロアメンボ Microvelia uenoi 
イリオモテケシカタビロアメンボ Microvelia genitalis iriomotensis

 

サンゴアメンボ科

サンゴアメンボHermatobates wedd 南西諸島。海浜性。

コオナガミズスマシの雌雄の交尾器

オナガミズスマシがいっぱい採れたので、交尾器を見てみました。

…初めてでどれがどれかわからず、2個体を無駄にしてしまいましたorz

肉眼では厳しいので自宅にも顕微鏡がほすぃ…。

 

Aさんに教えてもらいましたが、オナガミスマシ類も多くのオサムシ類がゲンゴロウ類と同じく前脚の付節が雄では広がるみたいです。

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上が雄。下が雌。だと思います。

 

お尻の方から引っこ抜いてピンセットを突き刺したら出てきました。吉安ほか(2012)の図で見た交尾器と似ているっぽいのでこれがコオナガミズスマシの交尾器でしょうか。

雄の交尾器。

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雌の交尾器。ピンセットで押し出したらこんな形になりました。

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同所的に得られたオナガミズスマシ(ツマキレオナガミズスマシ?)の交尾器摘出は失敗してしまいました…1個体しかなかったのにorz

左下がオナガ(ツマキレ?)の雌。右上が比較で置いたコオナガです。

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追加を取りに行きましたが得られませんでした。コオナガはうじゃうじゃです。

 

 

 

 

夜間の自販機に集まっていたちっちゃいゾウムシ3種

23時頃に自販機で飲み物を購入した時についでに集まっていた甲虫を採集しました。特に体長数mmのゾウムシが集まっていました。

 

左がオオミズゾウムシTanysphyrus major(S々木にご教示頂きました。)。

中心と右の2種は、以前、自宅周辺で採集した小さいゾウムシをSNSにアップした際ご教示を頂いていたものに似ています。

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 以前、同定していただいている2種を以下に示します。

 

「中心のチビゾウに似ているやつ」

謎のチビゾウムシNanaphyes sp.の可能性がある種。(I藤さんにご教示頂きました。)

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こちらも自宅周辺で採集しました。S田さまの暫定チビゾウムシ図鑑というページで謎のチビゾウムシとされている種に似ているようです。

 

「右のチビゾウに似ているやつ」

モンチビゾウムシNanophyes pallipes(S々木さんに同定して頂きました。写真もS々木さんの撮影です。)

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先月末に自宅周辺で採集したものをお送りさせてもらい同定をして頂きました。

 

おそらく、自宅周辺で得た2種と自販機で得た2種は同じように見えます。

県東部からの記録は少ない(無い?)ようです。

 

イネネクイハムシ

ハムシはあまり採りませんが、ネクイハムシは好きという、ただのミーハーです。イネネクイしか持ってませんが…←

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ちょうどこの前、図鑑をもらったので、早速、同定してみました。

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腹部の第1節が長い➡ネクイハムシ属

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前胸背板は横向きのシワが多い。

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雄の腹部にコブがある。➡イネネクイハムシかガガブタネクイハムシ

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触角の3節が、2節より明らかに長い。➡イネネクイハムシ(ガガブタは2節と3節が同じ長さ)

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交尾器。割れてしもうてる…

ということで、イネネクイハムシになりました。
日本の全県で記録がある、普通種のようです。
ですが、近年、農薬による駆逐、乾田化が進んで幼虫が水中で越冬出来なくなったこと、生息地の埋め立てなどで、個体数が減少しているようです。山口県レッドでもNTにランクされてます。

図鑑を眺めていると他のネクイも見付けて見たくなります。
今年はアメンボにもハマりかけてるので、湿地の年になりそうです。

カツオブシムシの1種

カツオブシムシ類は1頭も標本を持っていなかったので初です!

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ヒメカンショコガネ

自宅近くの外灯にて採集しました。

普通種のようですが、初めて見ました。

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