ただの虫好きの日記

山口県東部在住。甲虫目・アリ科・水生昆虫・ザトウムシ目などを採って遊んでいます。素人なため、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致します。連絡先⇒kawaanago0305@yahoo.co.jp

山口県の自然 第77号(2017年発行)

山口県立山口博物館さまが発行している山口県の自然に以下の報告を掲載して頂きました。

 

辻  雄介(2017) ケアシザトウムシおよびコアカザトウムシの山口県東部における新産地. 山口県の自然, 77:71-72.

  篩いなどで得られた小型のザトウムシ2種を県東部から報告しました。

 

辻  雄介(2017) 周南市の放牧場で採集したフンチュウ類(センチコガネ類・エンマコガネ類). 山口県の自然, 77:73-76.

  観察会でお知り合いになった放牧場主の方にお願いして、4~9月に月1回、フンチュウを採集させて頂いたので、その結果の第一段を報告しました。

 せっかくなので、センチコガネの季節消長やフトカドエンマコガネとカドマルエンマコガネの個体数比の経月変化なども併せて載せてみました。

  マグソコガネVer.はまだまだまだ掛かりそうです…。山口県にフンチュウ屋さんが来るのを待ってます←

 

 

 

山口県の自然 第78号(2018年発行)

山口県立山口博物館さまが発行している山口県の自然に以下の報告を掲載して頂きました。

 

辻  雄介(2018) 錦川河口部(岩国市)におけるヒトハリザトウムシの記録および若干の生態的知見. 山口県の自然, 78:5-10.

  岩国市から未記録であったヒトハリザトウムシを報告しました。

  また、生息が確認できた1地点で、4~10月に月1回、体長やトゲ、潜伏場所などのデータを取ったので、その結果を報告しました。サンプル数が少なかったので、どうしようか迷いましたが、せっかく通ったので形にさせて頂きました。考察などはほぼなく、自由研究です。また、クワ類とした樹木はヤナギ類です。失礼いたしました…orz

 

辻  雄介・島袋春香(2018) 山口県東部におけるクロサワツブミズムシの記録. 山口県の自然, 78:11-13.

  山口県未記録と思われるクロサワツブミズムシを県東部の5ヶ所から報告しました。一応、後翅の発達具合も確認しました。報告されていない産地もまだまだあるので、県内には広く分布しているものと思われます。

 

毎年、T様には大変ご迷惑をお掛けしております。反省するとともに、深く感謝を申し上げます。

 

山口県立山口博物館研究報告 第42号 (2016年発行)

山口県立山口博物館さまの研究報告に以下の報告を掲載して頂きました。

 

辻  雄介・下野誠之・田中 浩(2016) 山口県立山口博物館に所蔵されていたヤコンオサムシ. 山口県立山口博物館研究報告, 42: 7-10.

  これまで山口県産のヤコンオサムシについては何亜種なのかという検討がなされてなかったので、県立博物館に所蔵されていた未発表のヤコンオサムシ(1♂のみ)の交尾片を観察し、亜種の同定をした結果を報告しました。日本産オサムシ図説(井村・水沢, 2013)のヤコンオサムシの分布に山口県が入っていなかったので、再度、山口県に分布してますよー!ということを示したかったのも目的でした。

 

 

本誌への投稿を勧めて頂いたT様やお世話になった方々には深く感謝を申し上げます。

豊田ホタルの里ミュージアム研究報告書 第10号(2018年発行)

豊田ホタルの里ミュージアムさまの研究報告書に以下の3編の報告を掲載して頂きました。

 趣味で楽しみながらやっているただの素人なのですが、形になると嬉しいです。

 

《原著》(査読有り)

辻 雄介(2018) 山口県におけるアリ科の分布調査. 豊田ホタルの里ミュージアム研究報告書, 10: 11-49.

  山口県でのアリのまとまった報告は皆無だったので、2017年2月~11月に採集した標本と豊田ホタルの里ミュージアムさまの収蔵標本を同定して報告しました。

 アリをはじめたのは2月からでしたが多くの方のご協力のおかげで、5 亜科 65 種 1741 個体のアリを記録することが出来ました。

 また、報告を書いた時点で自分が拾えた記録と合わせて、山口県からは85種のアリが記録されていることを明らかにしました(その後の文献調査で更に増えました)。

 本報で記録した全ての種の標本写真をカラーで掲載して頂きました。非常に嬉しいです。

 

《報告》

辻 雄介・島袋春香(2018) 山口県東部におけるザトウムシ類の採集記録. 豊田ホタルの里ミュージアム研究報告書, 10: 123-129.

 相方と共に、これまでに山口県東部で採集した7 科 16 種のザトウムシ類の記録を報告しました。

 そのうち、マメザトウムシは山口県初記録です。

 マメザトウムシはザトウムシを始めた当初からの憧れの種で、Yさんに採集方法などを教えて頂き、山口県で見付けることが出来ました。意外とドコにでもいて驚きです。

 まだ県内には未記録種は居そうなので、今後も採集を続けていくつもりです。

 

《短報》

山内健生・辻 雄介(2018) フライトインターセプトトラップによるヤマトマダニの採集例. 豊田ホタルの里ミュージアム研究報告書, 10: 157-158.

 定点設置していたFITで採集されたマダニを報告して頂きました。ダニ類はほぼ未知の世界だったので大変勉強になりました。

 

 

ホタル類や下関市の自然史に関する論文が多数掲載されている豊田ホタルの里ミュージアムさまの研究報告書は以下のページで全文公開されています。

http://www.hotaru-museum.jp/printed%20by%20thm.html#a10

 

ご協力くださった皆様には深く感謝しております。

素人ながら今後も虫を記録する作業を続けて行こうと思っておりますので、どうか宜しくお願い申し上げます。

 

 

※追記

今年の2~3月に掛けて標本を詳しく再検討した結果、山口県におけるアリ科の分布調査で誤同定が見付かりました。

 

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誤同定だけは…と思っていたので、かなりヘコんでしまいました…、、、、

 

でも今回の見直しで少しは鍛えられたと思うので30年度もアリの採集は頑張って続けて行こうと思います。

 

今後ともご指導ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

山口のむし No.17(2018年発行)

山口県の地方同好会誌である山口のむしへ以下の短報を掲載して頂きました。

本号はかなり分厚く、百数十編の報告が掲載されています。

 

 

辻雄介(2018) 県東部で採集したマルトゲムシ科2種の記録. 山口のむし, 17: 101.

 ドウガネツヤマルトゲムシ・シラフチビマルトゲムシを県東部から記録しました。前者は県内未記録と思われます。

 

辻雄介(2018) 山口県東部でクロアリヅカエンマムシを採集. 山口のむし, 17: 102.

  FITで採集したクロアリヅカエンマムシを岩国市から記録しました。県内では保阪(2009)に次ぐ2例目の記録と思われます。

 

辻雄介(2018) 2017年に山口県で採集したネクイハムシ類3種の記録. 山口のむし, 17: 102-103.

  県版RDB改定のための調査で得られたネクイハムシ類3種を記録しました。 

 

辻雄介(2018) ムネアカナガクチキを岩国市羅漢山で採集. 山口のむし, 17: 103.

  岩国市で採集したムネアカナガクチキを記録しました。こちらは周南市に次ぐ県2例目の記録と思われます。

 

辻雄介(2018) 岩国市の堆肥場で採集したコウチュウ類の記録. 山口のむし, 17: 104.

 関わりのあった堆肥場で採集をさせてもらい、9種のコウチュウを得ることができたので報告しました。同定にご協力くださったY様およびN様に感謝申し上げます。

 

辻雄介・島袋春香(2018) 岩国市で採集したコガネムシ科2種の記録. 山口のむし, 17: 105.

 コカブトムシ・シロスジコガネを記録しました。前者は県東部での記録は少なく無いが、後者はこれまで県東部では光市からしか知られていないかったと思われます。

 

島袋春香・辻雄介(2018) 岩国市玖珂町におけるツチハンミョウ科2種の記録. 山口のむし, 17: 106.

 県内におけるツチハンミョウ科の記録は少ないため、秋季に相方が採集してきてくれた2種を記録しました。

 

下野誠之・辻雄介(2018) アイヌコブスジコガネの採集記録. 山口のむし, 17: 107.

 県内では昨年になって初記録された種ですが、今年は県東部の2箇所から発見されました。

 

辻雄介(2018) ケシウミアメンボを岩国市で採集. 山口のむし, 17: 180.

  市街地の護岸された沿岸で採集した記録を報告しました。こんな所にもいるのかと驚きました。 

 

 

今回は数日でバーッ書いてしまったので来年度はしっかり準備したいと思います。

ご協力いただいた方々に深く感謝申し上げます。

 

 

 

 

山口のむし No.16(2017年発行)

県内の同好会誌に以下の短報を掲載して頂きました。

若気の至りで連発してしまいました…。 

 

辻雄介(2017) 山口県におけるネクイハムシ類2種の記録. 山口のむし, 16: 100.

 イネネクイハムシ・ガガブタネクイハムシを主に県東部から記録しました。

 

下野誠之・辻雄介(2017) 岩国市でチビクワガタを採集. 山口のむし, 16: 101.

 前自宅アパートの近くの外灯で採集したチビクワガタを報告しました。これまで県内では山口市からしか知られていませんでした。ここの外灯は色々と採れるので、引っ越してからもたまに様子を見に行ってます。

 

辻雄介(2017) 山口県初記録および記録の少ない湿地性ゾウムシ類4種の記録. 山口のむし, 16: 104-105.

 カギアシゾウムシ・オオミズゾウムシ・モンチビゾウムシ・ヒシチビゾウムシを記録しました。カギアシゾウムシは県未記録種だったと思われます。どの種も県東部では記録がないか、あっても1例ほどです。同定して頂いたS様には感謝申し上げます。

 

辻雄介(2017) エグリゴミムシの岩国市からの記録. 山口のむし, 16: 105.

 県東部での記録が少ないエグリゴミムシを岩国市から記録しました。

 

辻雄介(2017) 萩博物館所蔵のヤコンオサムシ山陰地方亜種の記録. 山口のむし, 16: 106-107.

 萩博物館に収蔵されていたヤコンオサムシの標本を借用し、交尾片を観察しました。興味深い地域のものは♀だったので、採集に行かなくてはと思っております。昨年チャレンジしましたが惨敗でした。

 

辻雄介(2017)岩国市で採集した記録の少ないコウチュウ類. 山口のむし, 16: 107-108.

 県東部では記録がないもしくは少ないフタボシチビゴミムシ・クロヘリアトキリゴミムシ・ヒメカンショコガネ・ムモンオオハナノミ・ニイジマチビカミキリを記録しました。同定にご協力いただいたF様に感謝申し上げます。

 

辻雄介(2017) マメゲンゴロウピットフォールトラップによる採集例. 山口のむし, 16: 118-119.

 マメゲンロウのピットフォールトラップによる採集例を報告しました。文献収集や情報提供でご協力いただいたN様、H様、A様、W様に感謝申し上げます。

 

辻雄介(2017) 2014~2016年に岩国市で採集した水生甲虫(ゲンゴロウ類・ガムシ類)の記録. 山口のむし, 16: 119.

 岩国市でチョコチョコ採集していた水生甲虫をA様に同定して頂いたので、その結果を報告しました。ゲンゴロウ類5種、ガムシ類8種です。感謝申し上げます。

 

辻雄介(2017) 錦川(岩国市)におけるオナガミズスマシ属2種の記録. 山口のむし, 16: 120-121.

 コオナガミズスマシとオナガミズスマシを錦川から記録しました。どちらも記録の少ない種でしたが、特に前者は錦川流域のアチコチで見られました。探せば他の河川でも普通に見つかりそうです。

 

辻雄介(2017) 周南市で実施された観察会で確認された水生昆虫(コウチュウ目・カメムシ目). 山口のむし, 16: 121-122.

 観察会で確認された水生昆虫を記録しました。データの集計及び公表の許可を頂いたH様に感謝申し上げます。

 

辻雄介(2017) 山口県東部におけるアメンボ類の記録. 山口のむし, 16: 142-144.

 この年は唐突にアメンボにハマってしまっていました。と言っても報告できたのはイトアメンボ科とアメンボ科のみです。オキナワイトアメンボ・ヒメイトアメンボ・オオアメンボ・ナミアメンボ・ヒメアメンボ・ハネナシアメンボ・コセアカアメンボ・ヤスマツアメンボ・シマアメンボ。

 

辻雄介(2017) 山口県東部で採集したハサミムシ目2種の記録. 山口のむし, 16: 152.

 クロハサミムシ・エゾハサミムシを県東部から記録しました。ハサミムシの県内での記録は少ないです。同定頂いたN様に感謝申し上げます。 

 

ご協力を頂いた方々に深く感謝申し上げます。

山口県の昆虫類に関する文献調査

今までサボっていたのですが、この秋~冬にかけて、図書館に籠ったりネットサーフィンしたりとひたすら文献を収集しておりました。

(自分が少しでも興味を持っている分類群(コウチュウ目、カメムシ目、ゴキブリ目、ハサミムシ目、カマキリ目、シラミ目、アザミウマ目、アミメカゲロ目、ネジレバネ目、カマアシムシ目、トビムシ目・コムシ目・イシノミ目・シミ目・)だけしか収集の対象としておらず、その他の分類群の論文には目を通せておりません)

文献調査は野外調査と同じくらい大事で、まとめの報告がある分野でも、入力ミスや拾われていない文献が多々あったりするため、地域ファウナをキチンと調べようとする場合は実文献を自分の目でチェックしなくてはならないです(自戒)。

それにしても、やればやるほど見なくては行けない文献が出てきて目途がたちません…。入力作業もほとんど出来ておらず、新しいものもドンドン出てくるので、時間を掛けて少しずつやろうという事にしました(お金ももたないですし…)orz 大変な作業ですね…(今更)。


以下、2018年4月現在までに調べられた山口県の記録が載っていた文献一覧です(1データでもあれば載せてます)。順不同。
県内の昆虫愛好家の方は既にご存じの文献ばかりと思いますが、特に山口県で昆虫を調べたい!という私のような新参者の方に参考にしてもらえればと思います。

山口のむし(山口むしの会)
ちょうしゅう(周南昆虫同好会)
豊田ホタルの里ミュージアム研究報告書(豊田ホタルの里ミュージアム
ACTA ENTOMOLOGICA MUSEI NATIONALIS PRAGAE(Praha : Národnímuzeum v Praze-Přírodovědecké muzeum)
Entomological Science(日本昆虫学会)
ESAKIA(九州大学農学研究院昆虫学分野)
INCECTA MATSUMURANA
INCECT MATSUMURANA New Series
Japanese Journal of Medical Science and Biology(国立感染研究所)
さやばねニューシリーズ(日本甲虫学会)
衛生動物(日本衛生動物学会)
森林応用研究(応用森林学会)
家屋害虫(家屋害虫研究会)
九州大學農學部學藝雜誌(九州大学大学院農学研究院)
九州大学大学院農学研究院学芸雑誌(九州大学大学院農学研究院)
山口県農業試験場研究報告(山口県農業試験場
山口県農林総合技術センター研究報告(山口県農林総合技術センター)
山口大学教育学部研究論叢(山口大学教育学部
山口大学農学部学術報告(山口大学農学部
樹木医学研究(樹木医学会)
昆蟲(東京昆蟲學會⇒日本昆蟲学会)
昆蟲(ニューシリーズ)(日本昆虫学会)
動物学雑誌(東京動物學會⇒日本動物学会)
日本応用動物昆虫学会誌(日本応用動物昆虫学会)
日本応用動物昆虫学会中国支部会報(日本応用動物昆虫学会中国支部
日本環境動物昆虫学会誌(日本環境動物昆虫学会)
日本林学会関西支部論文集(日本林学会関西支部
木材保存(日本木材保存協会)
森林総合研究所 交付金プロジェクト研究成果集(森林総合研究所
ねじればね(日本甲虫学会)
昆虫学評論(近畿甲虫同好会⇒日本甲虫学会)
さやばね(日本鞘翅目学会)
甲虫ニュース(日本鞘翅学会)
さやばねニューシリーズ(日本甲虫学会)
Elytra(日本鞘翅目学会)
Erytra. New series(日本甲虫学会)
山口みかん(山口県柑橘同志会)
山口のかんきつ(山口県柑橘同志会)
富山大学教養部紀要 自然科学篇(富山大学教養部)
九州病害虫研究会報(九州病害虫研究会)
秋吉台科学博物館研究報告(秋吉台科学博物館)
文化財の虫菌害(文化財虫菌害研究所)
鰓角通信(コガネムシ研究会)
昆虫と自然(北隆館)
月刊むし(むし社)
Rostria(日本半翅類学会)
中国昆虫(日本昆虫学会中国支部
山口生物(山口生物学会)
山口の自然(山口県立山口博物館)
山口県立山口博物館研究報告(山口県立山口博物館)
萩博物館研究報告(萩博物館)
防府市青少年科学館研究報告 ソラール紀要(防府市青少年科学館ソラール)
比婆科学(比和科学博物館)
四国昆虫学会会報(四国昆虫学会)
蟻(日本蟻類研究会)
Species Diversity(日本動物分類学会)
Zookeys
Mushi(福岡昆虫学会)
Annales de la Société entomologique de Belgique.
Zoological science(日本動物学会)
日本生態学会中四国地区会報(日本生態学会中四国地区)
山口女子短期大学研究報告(山口女子短期大学)
Memoirs of the American Entomological Institute(American Entomological Institute)
Zootaxa(Magnolia press)
大阪市立自然科学博物館研究報告(大阪市立自然科学博物館)
北九州の昆蟲(北九州昆蟲趣味の会)
すずむし(倉敷昆虫同好会)
下関昆虫同好会誌(下関昆虫同好会)
すかしば(山陰むしの会)

農作物病虫害講義録(山口県立農事試験場)
山口県の特殊生物(山口縣文教課)
各地域の市町村史
日本産ゴミムシダマシ大図鑑(むし社)
日本原色昆虫図鑑(下)(保育社)
山口の生物(山口県生物教育研究会)
山口県の昆虫(山口県立山口博物館)
山口県の昆虫目録(山口県立山口博物館)


力不足で、上に挙げた文献ですら、全部チェックできているのはわずかで、ほとんどが少ししか見れておらず、記録を拾い切れていません…。

なお、ただの虫好きな一般人である自分が確認できた範囲でしかないので、挙げれていない文献以外にも山口県の記録が記載されているものが相当あるはずです。ぜひご教示をお願い致しますorz

文献収集にご協力いただいている方々には深く感謝を申し上げます。

山口のむし No.15(2016年発行)

 県内の昆虫同好会誌である山口のむしに以下の短報を掲載して頂きました。

 

辻雄介 (2016) セスジカクマグソコガネの採集記録. 山口のむし, 15: 112.

  前自宅アパートの玄関外灯で採集されたセスジカクマグソコガネについて報告しました。県内ではチョコチョコ記録がありますが県東部からは初めてと思われます。個体数は多かったです。周辺に発生地があったのだと思いますが、見つけ出せませんでした。

 

辻雄介 (2016) ヨツバコガネの採集記録. 山口のむし, 15: 113.

 同好会の採集会に初めて参加した時に得られた甲虫です。Bさんから譲ってもらい、県3例目として報告しました。標本はSさんに献上しました。

 

辻雄介 (2016) クチキクシヒゲムシの採集記録. 山口のむし, 15: 113.

 山口県初記録と思われるクチキクシヒゲムシを岩国市および萩市(Mさんからご教示頂いたデータを使用)から記録しました。その後も岩国市ではちょくちょく得られてます。

 

辻雄介 (2016) 岩国市で獲られたゴミムシ類3種の採集記録. 山口のむし, 15: 114.

 カワチマルクビゴミムシ・ウミホソチビゴミムシ・ナガサキクビナガゴミムシの3種を記録しました。ウミホソチビゴミムシの標本写真は比率がおかしくなっており、横長になってしまっています。申し訳ありません。

 

辻雄介 (2016) コガムシの採集記録. 山口のむし, 15: 114.

 正式なデータとしては県東部で初と思われます。Sさんから情報提供を頂き、4市町村から記録しました。

 

 

ご協力頂いた方々に深く感謝申し上げます。

山口のむし No.14 (2015年発行)

山口のむしは山口むしの会が発行する同好会誌で、年一回の発行です。チョウ目に関する報告が充実してるのが特徴です。

 

本号に掲載して頂いた報告は以下の3本です。この頃から虫を始めたニワカなので、これが初めての報文になります。

 

辻雄介(2015) 岩国市のオサムシモドキの記録. 山口のむし, 14: 80.

  岩国市の4地点で採集したオサムシモドキを報告。少なくない種で、その後も追加が得られました。 

 

辻雄介(2015) 岩国市のヨツボシツヤナガゴミムシの記録および生息環境. 山口のむし, 14: 80-82. 

  ヨツボシツナガゴミムシの生息地を岩国市から報告しました。当地へ日中に観察に行くと、ウロチョロしている個体が簡単に見付かります。ピットフォールトラップ(プラスチックコップ。ベイトはサナギ粉)を掛ける目的で来てたので、5個体ほどその中に放り込んだのですが、次の日には全個体が消えており、脱出されてました。本種をPFTで採集するのは難しいのやもしれません。当地以外にも当水系で離れた別の数地点から得ており、結構アチコチに居そうです。前住んでいたアパートの外灯にも来ました。

 

辻雄介(2015) 岩国市で採集したタガメの記録. 山口のむし, 14: 130. 

  県東部で近年記録が増えているタガメの採集記録です。野外でパソコンを地面に置いて作業中、なんかガサガサいうなーと思ってパソコンを持ち上げたら落ち葉と共に本種が…。

 

文献やら写真やら文章やらで様々な人にお世話になりました。初心者の自分に懇切丁寧なご指導を頂き、深く感謝申し上げます。

 

 

本号には以下の重要な論文も掲載されています。

 

下野誠之(2015) 山口県における近年のコガタノゲンゴロウの動向について. 山口のむし, 14: 84-90.

  山口県で増えているコガタノゲンゴロウについてのまとめと考察です。山口県のとありますが、西日本での近年の記録も網羅しており凄まじいです。本論文のような素晴らしい報告を私も書けるようになりたいです。

コガタノゲンゴロウは少ないというイメージがあったのですが、最近はアチコチで結構普通に見られるようになりました。むしの会会員の調査によって記録もかなり増えており、プールなどにも居るようです。ゲンゴロウも一緒に増えて頂きたい…

 

 

 

 

 

 

 

 

岩国市のアマミサソリモドキ

 

佐伯英人(2018) 山口県岩国市におけるアマミサソリモドキの採集記録(その2). 山口県の自然, 78:1-4.

 

前報の続きのようです。山口の自然の前号を持っていないので、その1がみれてません‥orz

2016年に岩国市の港で、一般の方が複数回、アマミサソリモドキを採集されていました。これは新聞かニュースになってた気がします。この時は定着していたかは判断できなかったようですが、2017年も引き続き本種が確認され、さらに体サイズの小さい個体まで得られたため、定着および繁殖している可能性が示されています。

 

ぜひ探してみたいです(不謹慎ですが→)。

アマミサソリモドキが入ってきているなら、他の昆虫類も多く入ってきているやもしれませんね。

 

 

 

 

金城ふ頭駅(愛知県名古屋市)周辺のアリ

愛知に数日間滞在する用事があったので、その空き時間を利用してアリを採集してみました。

採集日は2017年9月22日。
10時~11時に歩道を歩きながらアリを探しました。

標本にした(殺した)生物は出来るだけ記録として残すべきだ、というのが自分の勝手な考えなのですが、愛知県の記録は発表する場が無いので(大した種も採れていないので)、ブログにでも採集した個体を載せておくことにします。


1.クロニセハリアリ(?)
1個体だけ採集できました。生息環境的にクロニセハリアリと思いますが、手元にサンプルが少なく?としました。ご教示お願いしますorz
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2.ルリアリ
草地に捨てられた段ボールに営巣していました。そこ以外では確認できず。
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3.アワテコヌカアリ
世界各地で見られる放浪種(人間の活動に付随して分布を広げた移入アリ)。クロヒメアリやサクラアリと同所的に見られました。草地の端で行列を作っていました。電信柱のステーワイヤーの下側に巣があるようでした。
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4.クロヤマアリ隠蔽種群
歩道などの裸地を活発に歩き回っていました。
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5.サクラアリ
主に草地の縁で見られました。
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6.ウメマツオオアリ
最寄り駅の構内にある木で採集しました。市街地の植え込みなどでも見られる樹上性のアリで、当地でも同様でした。
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7.アミメアリ
市街地でよく見るアリで、当地でも普通に見られました。
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8.トビイロシワアリ
コンクリートを突き破って生えている植物の根際などに営巣していました。
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9.クロヒメアリ
黒くてツヤツヤしていて綺麗なアリです。
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10.ハダカアリsp.
ハダカと言う和名ですが短くてグデーとなっている毛は生えています。
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11.ハリナガムネボソアリ
市街地で見られるアリですが、それほど多くはなさそうです。
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12.インドオオズアリ
歩道のアチコチにいました。同じような環境を好むオオズアリは見つけられませんでした。
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13.ハリブトシリアゲアリ
ウメマツオオアリとともに市街地の樹上で良く見るアリです。あちこちの木で見られました。
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1時間ほど探索しましたが、13種しか採集出来ませんでしたorz 力不足を痛感します。

今回は歩道とその周りでしか採集できていませんが、公園などもあり、まだまだ多くの種がいそうな雰囲気です。

アリは2017年2月からいきなり始めたド素人なのですが、ドップリはまってしまいました。

最近は市街地のアリに興味津々なので、今後も暇を見つけて街に繰り出そうと思います。


豊田ホタルの里ミュージアム研究報告書 9号 (2017年発行)

豊田ホタルの里ミュージアム様の研究報告書に以下の2本の記録を掲載して頂きました。


辻雄介・相本篤志(2017) 山口県東部におけるコガシラミズムシ科(コウチュウ目)の採集記録. 豊田ホタルの里ミュージアム研究報告書, 9: 63-66.

県内では情報が非常に少ないコガシラミズムシ科の5種を記録しました。そのうち岩国市で採集されたクビボソコガシラミズムシは県初記録と思われます。


辻雄介(2017) 山口県におけるMicrochaetes属(マルトゲムシムシ科)の一種の初記録. 豊田ホタルの里ミュージアム研究報告書, 9: 105-106.

日本各地で分布を拡大しているオーストラリア原産と思われているマルトゲムシ科の一種(ミナミケモンマルトゲムシという和名になったようだ)を岩国市から記録しました。1ヶ所は私が前に住んでいたアパートの玄関外灯でのFITで、もう1ヶ所はSさんが某有名な飲食店で採集されたデータをご提供頂きました。どちらも山奥という程ではなさそつですが、沿岸部などからは離れていて、周辺を山に囲まれた内陸部です。


お世話になった方々のお陰で、なんとか投稿する事ができました。深く感謝を申し上げます。

PDFが公開されているので、よろしければ、ご笑覧下さい。
http://www.hotaru-museum.jp/printed%20by%20thm.html

岩国市市街地の河川敷でマルトゲムシ科2種を採集

3月下旬に市街地周辺の河川敷につくられた畑の脇でマルトゲムシ科2種を採集しました。

マルトゲムシ科は外来のMicrochaetes sp. 以外は採集した事がなく、嬉しいです。

全個体、舗装路上での採集です。
抜かれた草の下から多くの個体が得られました。
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ドウガネツヤマルトゲムシは2個体しか採れず、1個体は自分の真横に飛んできたものです。
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シラフチビマルトゲムシは前種よりも多かったです。
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通常個体の腹側
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テネラルと思われる個体の腹側
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シラフはテネラルと思われる体の軟らかい個体が半数以上でした。
3月下旬に羽化するようですね。

田んぼの畔でニホンアカザトウムシを採集@周南市

ニホンアカザトウムシは体長4mm弱のザトウムシで樹林内の林床にある石や朽ち木の下で良く見付かける普通種です。

湿度の高保たれた樹林内にいるイメージだったのですが、先日、田んぼの畦で本種を発見しました。

採集環境
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腐竹を裏返す
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結構アチコチ動き回っているのでしょうか。

※ちなみに田んぼには不法侵入をした訳ではなく、モニタリングサイト1000の調査に同行させてもらっています。

砂浜海岸で採集したツヤシリアゲアリとアリヅカコオロギ@光市

いつの間にかアリにドップリとハマってしまっていました。

アリは今までスルーしていて標本は手元に無かったのですが、今年の2月に海岸性昆虫を採集していた時に得られたツヤシリアゲアリをキッカケに、一気にのめり込んでしまいました。

 

採集場所

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ツヤシリアゲアリ

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ツヤシリアゲアリと同時に得られたアリヅカコオロギ

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砂篩いをしていたのですが、小さい朽ち木(縦10cm×横15cm程)も一緒に篩ってしまった時に採集されました。

アリヅカコオロギについてはホストのアリから推定できるようになるとのことなので、今後の研究を楽しみにしております。