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ただの虫好きの日記

山口県東部で甲虫・ザトウムシ・アリ・水生昆虫などを採って遊んでいます。ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致します。連絡先⇒kawaanago0305@yahoo.co.jp

ホタルの里ミュージアム研究報告書9号

密かに山口県東部で採集した昆虫類の記録を、ホタルの里ミュージアム研究報告書へ投稿させて頂きました。

辻雄介・相本篤志(2017)山口県東部におけるコガシラミズムシ科(コウチュウ目)の採集記録.豊田ホタルの里ミュージアム研究報告書,(9):63-66.

辻雄介(2017)山口県におけるMicrochaetes属(マルトゲムシムシ科)の一種の初記録.豊田ホタルの里ミュージアム研究報告書,(9):105-106.

お世話になった方々のお陰で、なんとか投稿する事ができました。深く感謝を申し上げます。
力不足で反省する所も多く、もっと勉強しなくてはと痛感しております…!


PDFが公開されているので、よろしければ、ご笑覧下さい。山口県で自然史の研究をされている方々の報文も掲載されており、重要ですし、読みごたえのある論文ばかりです!
http://www.hotaru-museum.jp/printed%20by%20thm.html

私が書いた報文は、別刷も有りますので、ご入り用の方はご連絡を頂ければ、ご送付させて頂きます。
また、お世話になっている方々には、まとめてお送りさせて頂きますので少々お待ち下さると助かります!

河川敷に造られた畑の脇でマルトゲムシ科2種を採集

3月の終わりに、市街地周辺の畑でマルトゲムシ科2種を採集しました。
以前、採集した外来と思われるMicrochaetes sp.以外でのマルトゲムシは初採集なので非常に嬉しいです。

全てアスファルトの上で採集しましたが、刈られた(抜かれた)草が置かれている所の下から得た個体が9割でした。
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ドウガネツヤマルトゲムシは2個体しか採れず、1個体は飛んで居ました。
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シラフチビマルトゲムシは、ドウガネツヤよりも多く、採集した個体数(10個体)の数倍は確認しました。
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また、シラフチビはテネラルと思われる個体が半数以上でした。
通常個体の腹側
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テネラルと思われる個体の腹側
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3月下旬に羽化するのでしょうか。

田んぼの畔でニホンアカザトウムシを採集

樹林内の林床にある石や朽ち木の下で良く見付かるニホンアカザトウムシですが、この間、近くの里山で、イメージしているニホンアカザトウムシの生息環境とは掛け離れた、陽の当たる田んぼの畔で発見しました。

採集環境
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腐竹を裏返すと…
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下にいました
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アリを採集する目的で竹林内の腐竹を割ると、たまに出てくる事があるので、運ばれた竹について移動したのかなと推測していたのですが、ザトウムシ屋の方のホームページを拝見すると、田んぼの畔で採集されるというような記述もあり、普通に見られる事なのかも知れません。
今回は1個体しか見付けられませんでしたが、機会があれば(水田は私有地なので…採集時には植生調査に同行して水田に入りました)、もっと詳しく(他にもいるのか、再生産しているのか、少し離れた所にある山林から加入しているのか)調べてみたいです。
ひ弱そうに見えますが、意外と適応できる環境の幅は広いのかもですね…!

アミメアリ

アミメアリは、こちらでは普通に見られる体長2.5mm程のアリです。

岩国市では、自宅アパートの庭(石しかありません)や河川敷で採集しました。

自動代替テキストはありません。

頭部と胸部には光沢がなく目状の隆起があるのが特徴です。

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アリは女王のみが産卵し、働きアリ(ワーカー)は産卵しないのが普通ですが、アミメアリは女王を持たず、ワーカーが単為生殖によって殖えるという非常に珍しい繁殖生態を持っています。日本には295種程のアリが確認されているようですが、アミメアリでしか知られていないようです。

たまに女王や雄アリが出現するようですので、ぜひとも見てみたいです。

 

山口県や特に岩国市のアリの情報を集めていますので、何か情報や標本などを提供下さるという神や仏のような方がおられましたら、メールにて御一報を頂けると幸いです。

宜しくお願い申し上げます。

 

砂浜海岸で採集したツヤシリアゲアリとアリヅカコオロギ

更新が半年近く滞ってしまいました。

虫採りを休んでいたわけではありませんが、虫以外の事が少し忙しく更新をサボっておりました。

 

その間に、アリ(昆虫綱  ハチ目 アリ科)にドップリとハマってしまっていました。

アリは今までスルーしていた分類群で、標本は手元に全く無かったのですが、2月に海岸性昆虫を採集していた時に得られたツヤシリアゲアリという種をキッカケに、一気にのめり込んでしまいました(まだ二ヶ月ちょっとなので)。

 

採集場所

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手前ではなく、奥の方で採集しました。

 

ツヤシリアゲアリ

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ツヤシリアゲアリと同時に得られたアリヅカコオロギ

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砂篩いをしたのですが、小さい朽ち木(縦10cm×横15cm程)も一緒にガサガサした時に採集できました。

アリヅカコオロギについてはホストのアリから推定できるようになるとのことなので、今後の研究を楽しみにしております。

 

 

 

G牧場の大型マグソ2種

お世話になってるG牧場に生息している大型のマグソコガネは、オオマグソコガネとオオフタホシマグソコガネの2種います。

オオフタホシマグソコガネ
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国内に類似種はいません。生きている時は上翅の黄色がさらに綺麗でたまりません。木の影になるような環境や林内にされた糞よりは、オープンな明るい環境にある糞から多く見つかります。林内の牛の糞(当牧場の放牧場には柵がなく、山にも牛がドンドン入ってます)からは少数です。

オオマグソコガネ
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G牧場では50個体ほど見ましたが、同じタイプの色しか出てきませんでした。類似種にニセオオマグソコガネという種がいますが、上翅間室の点刻の数や縁取りで見分けられるようです。

オオマグソの上翅
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条溝のくっきりさが違っている2タイプがありましたが個体差でしょうか。
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むつこいですが、素晴らしい図鑑も出ているので頑張って同定を進めていこうと思います

フトカドエンマコガネとクロマルエンマコガネ

普通種でよく似ているフトカドエンマコガネとクロマルエンマコガネ。
ずっと放置してましたが、やっとフンチュウの同定を進め始めました。マグソでがっつり止まってますが…。

フトカド
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クロマル
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前胸背板の前角 フトカド
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前胸背板の前角 クロマル
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上翅 フトカド
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上翅 クロマル
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比べると違いますね…!
でもパッと見は区別がつかないです…!

トゲザトウムシ

ブナ帯以上の標高では最普通種らしいトゲザトウムシ。

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眼丘の前の方に3本のトゲがあるのが特徴です。

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ニホンニセタテヅメザトウムシ

ニホンニセタテヅメザトウムシは山地のブナ帯以上の標高に分布し、主に落葉層に生息する体長2mmほどの小型のザトウムシです。

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先日、ガレ場掘りに同行させて頂いた時に初めて採集することができました。超絶うれしい!!これで

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山口県には似ているヒメタテヅメザトウムシも生息していますが、ヒメタテヅメザトウは一回り小さいようです。

正確な同定には♂の交尾器をチェックしないといけませんが、ピンセットと針でゲニを取り出そうとしたらバラバラになってしまいました…。

追加を採りにいかなければ…。

ヒコナミザトウムシ

コナミザトウムシはモエギに次いで最も普通に見られるザトウムシです(自分の住む地域の場合)。
オオナミザトウムシやサトウナミザトウムシ類とは、背面が黒っぽくて艶があることと、腹部の下の方が白いことで容易に区別できます。

左が♀ 右が♂
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♀は成体になって卵巣が発達すると腹部が肥大します。

コナミ♂のゲニ
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封入されてます。取り出そうとしたら壊れてしまいました…!
♀の交尾器はチューブ状です。

ヒトハリザトウムシのゲニ

近くの川の河口へ、海岸性のヒトハリザトウムシを観察しに行きました。
かなり冷えてきましたが、まだ活動しています。
1月にも成体が見られることもあるようなので、来月も確認しに行ってみよう思います。

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どちらも同時期に同じ場所で採集した成体ですが、色や体サイズに少し違いがあります。
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ヒトハリザトウムシ♂の交尾器
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簡単にスルスルと抜けて、取り出しやすかったです。

コアカザトウムシ

ザトウムシに、だいぶハマって来てしまいました。
一生ザトウムシすることになりそうです。

Y井市の竹林で採集したコアカザトウムシ。
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はじめてフィールドで見付けることができました。

体長は非常に小さくて1.2mm程です。
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動作は緩慢で、触ると縮こまります。
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リターに生息する種で、低標高地の各種森林で見られるようです。

アカハライモリの集団越冬?

同行させて頂いた方が採集されたのですが、ガレ場のごく狭い範囲に11頭ものアカハライモリが出てきました。

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検索をかけるとNature studyに集団越冬の記事がありましたが、他に集団で越冬している本種の情報はありませんでした。

あまり見られない例でしょうか。それとも普通に集団で越冬しているのでしょうか。気になります。

ニホンアカザトウムシ

先日、ガレ場掘りに連れていっていただきました。
今までの人生で1度しか経験がなかったので、大変、勉強になりました。目的のゴミムシとサンショウウオは確認できませんでしたが、ザトウムシはよくいました。

ほとんどはニホンアカザトウムシでした。
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ニホンアカは危険を感じた時、腹部の横の方から臭いのする白い忌避物質を出したりします。
また、以下の写真のように縮こまって動かなくなったりもします。クモみたいです。脚が短く、動作が緩慢な種は、よくこんな感じに脚を畳んで小さくてなる気がします。
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ガレ場から出てくるのは、大半がニホンアカザトウムシでしたが、1頭だけオオアカザトウムシを同行させて頂いた方が採集され、なんと御恵与いただきました!自力では1度しか採集したことがなかったので嬉しかったです。

J山で採集会

お知り合いの方に誘って頂き、植物屋の皆様とN町で採集をする機会に恵まれました。

初めて冬虫夏草の実物(ハチタケ?)を見ることができ、感動でした。

カメラを忘れてしまって写真を撮れなかった事が悔やまれます。

南西諸島ではザトウムシに寄生する冬虫夏草がいるようですね。

ハンドブック、欲しいです。

 

虫の方はかなり少なくなってしまっておりましたが、ザトウムシはまだまだ活発に活動しておられました。

特にNelima類はかなりいました。現場ではオオナミだ!大発見だ!と思っていましたが、今日、毒ビンから取り出して見てみると普通にヒコナミのようでした。無念です。たくさん見ないとダメですね…。どんどんフィールドに出なければ。

あとはモエギとかもガンガン活動してました。

 

持ち帰ったザトウムシ。

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コナミの眼のアップ。

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初めて裏側を見ました。しっかり成体です。雌雄の判別をするには生殖板を云々かんぬんしなければなりません。

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今年はマメザトウ以降、ザトウムシの採集はストップしていたので良い刺激になりました。ザトウムシ屋になるには経験も知識も浅すぎるので、もっとザトウムシを見なければ。